水ダイエット

たまに芸能人が1日に水を2リットルとか3リットル飲んでいるという話を聞きますが、どうやら
あまりお勧めできないようですね。

それどころか命の危険性もあるとか。

何事にもほどほどがいいと思う森田順子です。

引用元 ニフティニュース
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/aera-20100521-01/1.htm
水ダイエットの危険性

たかが水、と侮るなかれ。水飲みダイエットが度を越すと、
いくらでも水が飲める「水中毒」に陥り、命さえも危ないという怖いお話。

 朝起きると、1本。会社に着いて1本。昼食の前と後に、1本ずつ……。会社員のシホさん(34、仮名)は、500ミリリットルのミネラルウオーターを毎日8本近く飲んでいた。

 身長165センチ、体重63キロのシホさんは、いいダイエット法があると聞けば必ずチャレンジしてきた。「水飲みダイエット」は、雑誌の特集で知った。水を飲むことで満腹感を高め食事の量を減らすことができ、基礎代謝が上がり、やせやすく太りにくい体を作ることができるとあった。
適量は1〜1.5L

 体重はすぐに1キロほど減り、「もっとやせたい」と飲む量が増えていった。だが1年ほどたつと体がむくみ始め、冷え性がひどくなり生理不順に。医者に「水中毒」と診断された。

 水の研究を40年近く続けている人間総合科学大の藤田紘一郎教授は警鐘を鳴らす。

「水を限度以上に飲み続けると、細胞内に水が飽和状態で貯蓄され、血液中のナトリウムイオンの濃度が下がる。それに伴って生じるのが水中毒」

 むくみにはじまり、冷えや軽度の疲労感。症状が進むと、嘔吐や痙攣の症状が現れ、さらに進行すると意識不明となって命を落とすこともあるという。実際、3年前に米カリフォルニア州で、「水飲みコンテスト」に参加した28歳の女性が7リットル前後の水を飲み、水中毒で死亡した例もある。

 藤田教授が勧める水の適切な摂取量は1日1〜1.5リットルだ。人間は1日約2.5リットルの水分を排出している。普通に生活すれば食事で1リットル程の水分を摂取でき、さらにたんぱく質や炭水化物などが体内で燃焼し、約0.5リットルの水分ができる。残る1リットルの水を補給すればいい。

「無理して飲み続けると、脳の中枢に異常が生じ、いくらでも飲み続けられるようになる」

男性の水中毒も増加

「水飲みダイエット」は、海外のスーパーモデルから火がついた。ダイエットカウンセラーとして知られる管理栄養士の伊達友美さんによれば、ひと月にカウンセリングをしている100人近い患者のうち約3割が「水中毒」だ。年齢層は幅広いが、女性が圧倒的に多い。だがここ2、3年では、男性の水中毒が増えてきている。

「エグゼクティブの人が多い。健康には気をつけないといけないという意識が高い」

 伊達さんによれば、水中毒のサインは(1)むくみ(2)冷え(3)頻尿の3点。こうした症状が現れたら、医者の診察を促す。伊達さんは「のどの渇き」を感じたら飲むのが、正しい水の摂取のタイミングと説明する。

「ただし、冷たい水は内臓を冷やし代謝を悪くするので、飲む時は常温かホットがいいでしょう。水分=水と考えないで、みそ汁で水分を取ることもお勧め。みそ汁一杯の方が水より高ミネラルで、女性ホルモンの代わりになる大豆イソフラボンが多く含まれています」

 藤田教授自身は、起きたとき、入浴の前後、寝る前にコップ1杯の水を飲んでいる。

「とくに大切なのが就寝前。血液の粘度は午前4時から8時にかけて最も高く、睡眠中は水分を取ることができずに汗などで失われていく。そのため脳梗塞や心筋梗塞の発作は夜中から早朝にかけて多くなるのです」





Posted by ipan0328 at 2010年05月23日18:04
Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。